エイシンハリアー

今の充実ぶりは見逃せない。道営から移籍後は素晴らしいパフォーマンスを見せている。【３２００】とオール２連対。２走前の兵庫ユースカップでは早めに人気馬を競り落とすと、最後は迫るラピドフィオーレを振り切る王道の内容で勝利。着差以上に強いレースぶりだった。前走のネクストスター西日本は２着に敗れたが、しぶとく食い下がった。この舞台で速い流れになるのは折り合いを考えれば歓迎。ＪＲＡ勢を相手に意地を見せるか。

シャナオウ

地力強化著しい。デビュー当初は目立つような存在ではなかったが、キャリアを重ねるごとに成長。姫路のＣ１戦を楽勝すると、Ｂ戦でも好位からねじ伏せる完勝劇を披露。２走前のＡＢ特別は持ち味を出せず３着も、しぶとさを見せた。そして、前走のネクストスター西日本では３着と、重賞でも戦えるだけ力が備わってきた。ここはさらなる相手強化だが、ここを目標にじっくりと調整。さらに進化した姿を見せて、大仕事を狙う。

ラピドフィオーレ

秘めたるポテンシャルは相当なもの。デビュー前からセンスの良さは評判になっていた。新馬→認定戦を連勝し、確かな能力を示した。初重賞挑戦の兵庫ジュベナイルカップは見事な差し切り。世代上位の力をアピール。その後は勝ち切れぬレースが続くが、相手関係や、距離に戸惑った感はある。現に前走の兵庫ユースカップは千四戦に転じて、剛脚を発揮。結果は２着といえど、近走の不振から抜け出せた印象。自慢の末脚で襲い掛かる。

ドリタル

着実に地力を備えてきた。ここまでは２勝のみと、派手な戦歴ではないものの、レースセンスの良さから能力はいいものを秘めているのは間違いない。現に初勝利を挙げた２歳未勝利戦は１分３１秒７という好時計をマーク。後に園田ジュニアカップではオケマルを相手に真っ向勝負を挑んで３着。厳しい競馬をしながら崩れなかった点は高く評価できる。今年は思うような結果が出ていないが、決して侮ってはいけない。粘り強い走りで奮戦する。

ジューンコメット

快速を武器にチャレンジだ。デビュー前から高い評価を受けていた。もちろんその評判通りに新馬戦を圧勝。２着馬に１秒８差をつけての大差勝ち。存分に素質の高さをアピールした。その後は２４年１１月の認定戦勝ちのみだが、それでもセンスの良さは折り紙付き。陣営の高い評価に変わりはない。もっとやれていいはずの好素材。軌道にさえ乗れば、飛躍のシーンは十分に考えられる。難敵がそろうのは百も承知。持ち前のスピードでアタックだ。

ベラジオドリーム

スピード感あふれる走りに確かな将来性を感じさせる。道営在籍時には新馬戦を制し、重賞でも２連続２着と、ハイレベルな２歳戦で活躍。高い評価を受けて兵庫へと転入。移籍初戦のステップアップから３連勝と、評判通りの走りを披露。実績に違わぬレースぶりで一気に評価を高めていった。その後の兵庫若駒賞（３着）、菊水賞では（２着）でオケマルに屈したが、距離適性の差もあったか。存分に力を発揮できる千四戦でばん回だ。