スマイルミーシャ

牝馬の大将格はこの私しかいない。デビューから１２戦１０勝、２着２回と、一度も２連対を外したことがないという超が付くほどの優秀さ。これまで獲得したタイトルは園田ジュニアカップを皮切りにのじぎく賞、兵庫ダービー、園田オータムトロフィー、園田金盃、コウノトリ賞など重賞６勝の実績は敢然と輝く。特に園田金盃ではラッキードリーム、ツムタイザンの中距離２強を撃破してのもの。価値は高い。兵庫の女王として意地を見せる。

アキュートガール

再び輝きを取り戻すか。昨年１月の新春賞を制し、さあ、これから女王への道を歩んでいくかと思われたが…。その後はなかなか思うような成績を残すことができず。だが、このまま終わるわけにはいかない。そう、昨年末の園田金盃では４着とはいえ、ラッキードリームに頭差まで迫った。ポテンシャルの高さの一端を示した。そう軌道に乗ればまた違う顔をのぞかせてくれるはず。強敵を相手に復調への足掛かりをつかみたい。

クリノメガミエース

たゆまぬチャレンジで得た経験値を生かす時が来た。昨年は東京のＧⅠジャパンカップに参戦するなど、これまでにない貴重なキャリアを積んだ。そして各地の重賞戦線へと果敢に挑んだ。勝ち切れなかったとはいえ、常に善戦してきた戦歴は評価できる。精神面のタフさが備わってきた。今年に入ってからもその方向へのプランに狂いはない。前走後は地元の大一番へ向けてじっくり調整をされてきた。ここでも難敵を相手に果敢に挑む。

マヤローザ

意外性を秘めた１頭だ。これまで３０戦の実戦の中で一度も１番人気に支持されたことはない。初勝利は１４番人気、２勝目は笠松の交流戦で３番人気、３勝目は４番人気だった。前走はこれまでの走りから一変した。スタートをしっかり決めると主導権を握った。番手にピタリとつかれながら、そのプレッシャーを耐えしのいで転入後初勝利を飾った。弾みがついたことは間違いない。これからさらなる良化が見込める。大舞台で波乱を巻き起こす。

レッツゴーローズ

これからの伸びしろが期待される好素材だ。ＪＲＡ２勝馬で、キャリアが浅い面からもこれからの成長ひとつで、大きなところを狙える馬であることは間違いない。注目を集めた転入初戦（２着）はこれまでとは違う馬場に戸惑いもあった。力を要す馬場だったし、いくら調教で経験していても実戦は別物。だが、今回はレースを経験したことで、大きな上積みが期待できるというもの。素質は確かなもので、２走目で大輪の花を咲かせるか。

アイヤナ

しぶとい末脚で強敵にチャレンジだ。ＪＲＡの１勝クラスから転入後は着実に地力を強化してきた。兵庫ではＢ１戦での１勝にとどまるが、今年の初戦となったコウノトリ賞では８番人気ながら３着と奮戦。前には差をつけられたが、ひと脚を使えていた点は評価できる。２走前には高知のレジーナディンヴェルノ賞に挑戦し６着。遠征競馬で貴重な経験も積んだ。末脚に磨きが掛かってきても不思議はない。難敵を相手に果敢に挑戦する。